ノートPCでディスプレイの明るさが勝手に変わる現象!改善策を伝授

私が購入したノートPCの「LB-J321E2-SSD32」では、
購入直後からディスプレイの明るさが勝手に変わってしまう、
「画面のちらつき」が発生していました。

 

 

その後、輝度を自動調整する機能である
Intel HD Graphicsの「ディスプレイ省電力テクノロジー」を無効にする事で、
ある程度は解決したと思っていました。

 

しかし、実はまったく解決していませんでした(笑)

 

どうしても、AC電源駆動すると
「画面ちらつき」の症状が出てしまう時があるのです。

 

画面ちらつきの症状が出る条件

それで、徹底的に検証してみた結果、
「画面チラツキ」の再現する条件(法則性)を見つけ出しました。

 

【画面チラツキの再現する条件】

バッテリー駆動のままシャットダウンをして、
ACアダプタを挿して、AC電源駆動させると画面のチラつきが発生する。

 

再現率は、100%に近いです。
液晶ディスプレイの輝度は、暗めの10%にするとわかりやすい。

 

 

「画面ちらつき」の一時的な回復手段

こうなると、ずっと「画面ちらつき」が発生するので、
とても使えたものではなくなります。

 

そこで、私が発見した下記手段により
一時的に「画面ちらつき」を回復させます。

 

【画面チラツキの一時的な回復手段】

そのPCが起動している状態で、ACアダプタを抜いて挿し直せば
画面のチラつきは発生しなくなる。

 

逆に、シャットダウンした状態でACアダプタの抜き差しをしても
画面のチラつきは継続的に発生する。

 

 

ただし、この一時的な回復手段では、
毎回「画面ちらつき」が発生する度にACアダプタの抜き差しを行なう必要がある。

 

画面ちらつきの改善策がメーカーから提示される

その後、画面ちらつき発生から4ヶ月半経って、
ようやくマウスコンピューターから改善策が提示されました。

 

Windows「 高速スタートアップ 」 を無効にする

「スタートボタン」を右クリックし、

「電源オプション」 ⇒「電源ボタンの動作を選択する 」

 

⇒「 現在利用可能でない設定を変更します 」をクリック

「 高速スタートアップを有効にする 」 のチェックを外し、「 変更の保存 」 をクリック

 

 

以上で、ノートPC「LB-J321E2-SSD32」の画面ちらつきが直った模様。

 

画面ちらつきは「LB-J321E2-SSD32」の全固体で発生?

この「画面ちらつき」の問題で、ほとんどの人が気になるのは
「LB-J321E2-SSD32」の全固体で、
画面ちらつきが発生するのかどうかだと思います。

 

マウスコンピューターが言うには、まだ調査中で確定してないようですが、
マウスコンピューターの所有する「LB-J321E2-SSD32」でも、
画面ちらつきが確認できたそうです。

 

 

「LB-J321E2-SSD32」ですが、実は同じ筐体(ノートPCベアボーン)を使った
下記のものがあります。

 

・「LB-J322E」

・「LB-J321E-SSD」

・「LB-J321E-SSD2」

・「LB-J320S-S5」

 

おそらく、これらの機種でも同じように「画面チラツキ」が発生すると考えられます。

 

これが、もし個体不良ならば一部のロット不良で済むでしょうけど、
全固体となれば大きな問題になりそうです。

 

 

初期設定の状態では、画面の輝度が最大なので
AC電源駆動とバッテリー駆動では「画面ちらつき」が発生しない。

 

その初期状態のまま使えば、輝度を落とさない限り
ほとんどの人が「画面ちらつき」に気づかないでしょうから、
それで問題になっていないという可能性があります。

 

他にも考えられる「画面チラツキ」の改善策を紹介

上記で紹介した、「 高速スタートアップ 」 を無効にする改善策以外にも、
画面ちらつきの原因となっている可能性のある設定があります。

 

それらの改善策を「バッテリー駆動」と「AC電源駆動」に分けて見ていきましょう。

 

 

バッテリー駆動

●「スタートボタン」を左クリック⇒「設定」⇒「システム」⇒「バッテリー」の

⇒「バッテリー残量が次の数値を下回ったときにバッテリー節約機能を自動的にオンにする」はオフ

⇒「バッテリー節約機能がオンのときは画面の明るさを下げる」はオフ

 

●「スタートボタン」を右クリック⇒「電源オプション」⇒「高パフォーマンス」を選択

⇒「プラン設定の変更」⇒「詳細な電源設定の変更」

「自動輝度調整を有効にする」を、バッテリー駆動ではオフにする

 

●「デスクトップ画面」を右クリック⇒「グラフィックス・プロパティー…」

⇒「電源」⇒「バッテリー駆動」から

グラフィックス電源プランを「最大パフォーマンス」にする

ディスプレイ省電力テクノロジーを「無効」にする。

 

 

AC電源駆動

●「スタートボタン」を右クリック⇒「電源オプション」⇒「高パフォーマンス」を選択

⇒「プラン設定の変更」⇒「詳細な電源設定の変更」

「自動輝度調整を有効にする」を、電源に接続ではオフにする

 

●「デスクトップ画面」を右クリック⇒「グラフィックス・プロパティー…」

⇒「電源」⇒「AC電源に接続」から

グラフィックス電源プランを「最大パフォーマンス」にする

 

まとめ

ノートPCでディスプレイの明るさが勝手に変わる現象について
改善策を複数紹介しました。

 

ノートPCの初期不良などの故障でなければ、
ほとんどは設定で直るはずです。

 

それでも直らない場合は、ハードウェアの仕様という事になり、
「画面のちらつき」が直る事はないと考えられます。