ソニーのマイク「F-V620 C」を購入レビュー!歌ってみたで使えるの?

ソニーのマイク「F-V620 C」を購入したのでレビューします。

 

とうとう念願のダイナミックマイクを買っちゃいました(笑)

 

候補が3本あって、どれにしようか最後まで悩みました。

 

ダイナミックマイクを購入した理由は、

前回購入したPCマイク「ECM-PCV80U」のノイズが

どうしても納得できなかったからです。

 

「Audacity」というソフトを使えば、ノイズは除去できますが、
音が劣化するので、録音時にノイズを極力少なくしたかった。

 

「F-V620 C」の開封レビュー

「F-V620 C」だけ購入したのではなく、少しでもノイズを減らす為、
一緒にキャノンケーブル「ATL458A/3.0」も買いました。

 

マイク本体と「XLR→ステレオミニプラグ」のケーブルが同梱され、
ステレオミニプラグをステレオ標準プラグに変換するプラグも付いています。

 

取り出してみたところ、ケーブルはかなり長いです。
マイク本体はカッコイイ!

 

 

「F-V620 C」は、そのままではパソコンで使えない

この「F-V620 C」のステレオミニプラグは、形状はパソコンに付いている
マイク端子と同じです。

 

しかし、基本的にパソコンに直挿しは推奨できませんので、
オーディオインターフェースが必要になります。

 

ソニーのサイトに以下のような回答がありました。

下記の機種はダイナミック方式ですので、プラグインパワー方式の入力端子では使えません。
ご使用になるとマイクロホンや接続機器の故障の原因となる場合があります。

 

F-P5500
F-V320
F-V420
F-V620
F-V820

 

※ ダイナミック方式とは磁石、振動板、コイルを組み合わせたマイクロホンの方式で、電池やプラグインパワー方式などの電圧供給が不要であることが特長のひとつです。

ダイナミックマイクロホンをプラグインパワー方式の入力端子に接続をすると、マイクロホン本体に電流が流れてしまい様々な問題を発生する場合があります。

 

オーディオインターフェース「AG03」も購入

上記の理由により、オーディオインターフェース「AG03」を買いました。

 

XLR端子のキャノンケーブルだと、こんな感じで、接続します。

 

もし、付属のケーブルを使う場合は、
ステレオミニプラグをHEADSETのマイクに挿すか、
ステレオ標準プラグに変換して、左上のマイクジャックに挿す。

 

あとは、USBケーブルをパソコンに挿すのですが、
その前にドライバーをインストールするのを忘れないで下さい。

 

録音してみたら、予想外の問題が発生!

「これで、高音質でノイズのない録音ができるぜ」
と思っていたら、問題が発生しました。

 

なんと、キャノンケーブルで接続すると、
「ブーン」というハムノイズらしきものが発生(泣)

 

 

それで試しに、「F-V620 C」付属のケーブルを接続してみたら、
「ブーン」というノイズは、気にならないレベルまで低減されました。

 

これは、「F-V620 C」に付属のケーブルが優れているという事なのか?

 

 

せっかく、キャノンケーブル「ATL458A/3.0」を購入したのに・・・
無駄になったかもしれません。

 

ただし、「サー」「ザー」「ジリジリ」というノイズは、
キャノンケーブル「ATL458A/3.0」が一番少ないと感じます。

 

※追記
「ブーン」というハムノイズの原因が判明しました。
マイクには何の問題もなかったです↓

 

「F-V620 C」と「ECM-PCV80U」のノイズ比較

「F-V620 C」と「ECM-PCV80U」を同じ条件で
ノイズの比較をしてみました。

 

【条件】
「AG03」のHEADSETのマイクに挿して無音状態で聴く。

 

「F-V620 C」の無音状態

 

「ECM-PCV80U」の無音状態

 

 

「F-V620 C」音質は、こもりのないクリアな音で、
「ECM-PCV80U」よりも、かなり良好だと思います。

 

ノイズに関しても、「ECM-PCV80U」は、
「ブーン」というノイズはありませんが
「サー」「ザー」「ジリジリ」というノイズが結構あります。

 

風防のない状態だと、両方とも風切り音が入りますが、
「F-V620 C」の方が、風切り音は入りにくいです。

 

どう考えても、「F-V620 C」に軍配が上がります。

 

「F-V620 C」にウインドスクリーンを付けてみた

風切り音が入るので、「F-V620 C」にウインドスクリーンを付けました。

 

「ECM-PCV80U」のマイクスタンドも流用しました。

 

購入品はこちら↓

 

 

「F-V620 C」は、歌ってみたで使えるの?

ソニーのマイク「F-V620 C」は、歌ってみたで使えるのでしょうか?

 

オーディオインターフェースは必須ですが、
音もクリアなので十分使えると思います。

 

しかし、中高域を感度アップした音づくりをしているマイクなので、
低音はどうしても弱くなります。

 

低音を聴かせたいのなら、BEHRINGERの「XM8500」を推奨します。

 

まとめ

ソニーのマイク「F-V620 C」のレビューをお送りしました。

 

 

正直、「ECM-PCV80U」ではなく最初から「F-V620 C」を
購入すべきだったと思いましたね(笑)

 

 

「F-V620 C」の場合は、オーディオインターフェースが必要になるので、
値段は全然違いますが、1万円以上出費してでも、
「ECM-PCV80U」ではなく「F-V620 C」を推奨します。

 

ケーブルを変えるだけで、ノイズの種類が変わったりと、
マイクというのは非常にデリケートな機器なのだと思います。

 

 

とりあえず、ノイズは許容範囲になりましたので、
音声収録がようやくできます。

 

パソコン由来のノイズであれば、電源の交換か
マザーボードの交換も考えねばなりませんが、
しばらくは今の構成でいきます。