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CPU「Pentium G4620」とマザーボード「GA-B250M-D3H [Rev.1.0]」で、
ベンチマークにて検証してみた結果、驚きの事実が判明しました。
なんと、Kabylakeには
メモリ周りに不具合があるという疑いが濃厚となりました。
私も、そんな事は信じたくないのですが、
おそらく、間違いないのではないかと思っています。
詳細は、下記を読んでもらえれば
私の考えに賛同頂けるのではないでしょうか?
ベンチマーク比較
マザーボード GA-B250M-D3H [Rev.1.0]のBIOSは「F3」です。
メモリ速度2400と2133の両方でベンチマークを実行し、
比較検証してみました。
メモリは、「CMK16GX4M2A2666C16」DDR4-2666 8GB×2枚を使用。
詳しいPCの構成は下記を参照して下さい。
ベンチマーク ソフト名 |
Pentium G4620 メモリ速度:2400 |
Pentium G4620 メモリ速度:2133 |
---|---|---|
Windows エクスペリエンス インデックス |
CPU:7.6
メモリ:8.1 グラフィックス:6.7 ゲーム:0.0 ディスク:8.2 総合:6.7 |
CPU:7.7
メモリ:8.1 グラフィックス:6.5 ゲーム:0.0 ディスク:8.2 総合:6.5 |
CrystalMark 2004R3 | Mark:258092
ALU:53868 FPU:53214 MEM:70268 HDD:40179 GDI:17839 D2D:6103 OGL:16621 |
Mark:270399
ALU:59061 FPU:59148 MEM:68429 HDD:39707 GDI:19710 D2D:6145 OGL:18199 |
CINEBENCH R15 | OpenGL:50.55fps
CPU:356cb |
OpenGL:49.97fps
CPU:396cb |
FFXIV ベンチマーク キャラクター編 |
6766 | 6610 |
ドラクエⅩ ベンチマーク |
9974 | 10149 |
3DMARK | 1047 | 1028 |
「Pentium G4620」で高速メモリを使って、2400で駆動させると、
GPU性能は、それなりに上がるようですが、
CPU性能は、なぜか低下します。
特に気になるのは、CINEBENCH R15のCPUの値です。
「Core i3 6100」が396cbでしたから、同じく396cbの値を出した
メモリ速度2133の結果が正しいと考えられる。
「CrystalMark 2004R3」の単語の意味を説明しときます。
ALU:CPUの整数演算性能
FPU:CPUの浮動小数点演算性能
上記2つの数値が高いほどCPU性能が高い。
MEM:メモリーの性能
HDD:ハードディスクの性能
GDI(Graphics Device Interface):テキストや四角や丸などの図形、ビット描画などの性能
D2D(DirectDraw):2Dグラフィックスのレンダリング性能
OpenGL:3Dグラフィックスのレンダリング性能
上記3つは数値が高いほどグラフィックの性能が高い。
つまり、CrystalMark 2004R3の結果において、
「2400駆動」だとメモリ性能以外の項目が、
CPU性能とGPU性能の両方で、「2133駆動」に負けてしまっています。
メモリの速度は勝っており、速度がきちんと出ているわけですから、
何か不具合があり、ボトルネックになる要素があるのかもしれない。
まとめ
何かの間違いだろうと思い、何度もベンチマークを取りましたが、
結果は変わりませんでした。
これが、マザーボード「GA-B250M-D3H [Rev.1.0]」の
不具合なのかどうかも現状不明です。
マザーボードの問題でなければ、CPU自体の不具合かもしれません。
とりあえず、「Pentium G4620」と「GA-B250M-D3H [Rev.1.0]」の
組み合わせで使う場合は、メモリ速度は2133のデフォルト設定で使いましょう。
(追記)
マザーボード GA-B250M-D3H [Rev.1.0]の
UEFI(BIOS)の「F4」へのアップデートで
メモリ速度2400でのパフォーマンス低下の不具合が直りました。