「Core i3 6100」と「Pentium G4620」の 違いをベンチマーク比較

周波数・コア数スレッド数・キャッシュ容量も同じCPUである
「Core i3 6100」「Pentium G4620」の 違いを
ベンチマーク比較なども交えてお送りしたいと思います。

 

ここまで、CPUの仕様が同じだと
ほとんど差が出ないのではないかと考えられますが、
SkylakeとKabylakeで性能に違いがあるのか確認します。

 

Core i3 6100とPentium G4620に機能の違いはあるのか?

CPU名 Core i3 6100 Pentium G4620
ソケット LGA1151 LGA1151
周波数 3.7GHz 3.7GHz
コア数/スレッド数 2コア/4スレッド 2コア/4スレッド
キャッシュ 3MB 3MB
内蔵GPU Intel HD Graphics 530

(GPUベース周波数:350MHz

GPU最大周波数:1.05GHz)

Intel HD Graphics 630

(GPUベース周波数:350MHz

GPU最大周波数:1.1GHz)

DirectX 12 12
対応メモリ DDR4-1866/2133,DDR3L-1333/1600 DDR4-2133/2400,DDR3L-1333/1600
製造プロセス 14nm 14nm
TDP 51W 51W
AVX2 対応 非対応

 

「Core i3 6100」は、命令セット拡張「AVX 2.0」に対応していますから
動画エンコードなどで、ソフトが「AVX 2.0」に対応している場合、
高速に処理できる可能性があります。

 

 

そして、一番の違いが内蔵GPUになります。

 

Intel HD Graphics 530から、Intel HD Graphics 630になり、
GPU最大周波数は、0.05GHzアップしています。

 

これは、グラフィック処理能力の向上が期待できます。

 

Core i3 6100とPentium G4620のベンチマーク比較

同じ土俵で勝負する為に、「Pentium G4620」のメモリ速度を落とし、
メモリ速度「2133」に統一して、ベンチマーク比較を実施。

 

ベンチマーク
ソフト名
Core i3 6100
メモリ速度:2133
Pentium G4620
メモリ速度:2133
Windows
エクスペリエンス
インデックス
CPU:7.7

メモリ:8.1

グラフィックス:6.3

ゲーム:0.0

ディスク:8.2

総合:6.3

CPU:7.7

メモリ:8.1

グラフィックス:6.6

ゲーム:0.0

ディスク:8.2

総合:6.6

CrystalMark 2004R3 Mark:272981

ALU:59271

FPU:59403

MEM:70260

HDD:40319

GDI:19791

D2D:5712

OGL:18225

Mark:270946

ALU:59025

FPU:59621

MEM:68264

HDD:39883

GDI:19835

D2D:6154

OGL:18164

CINEBENCH R15 OpenGL:47.91fps

CPU:396cb

OpenGL:50.18fps

CPU:397cb

FFXIV
ベンチマーク
キャラクター編
6208 6544
ドラクエⅩ
ベンチマーク
9525 10144
3DMARK 977 1037

 

「Core i3 6100」のPC構成は下記になります↓

「Pentium G4620」のPC構成は下記になります↓

 

まとめ

CrystalMark 2004R3のスコアのみ、「Core i3 6100」が上回っていますが
メモリ速度2400にした「Pentium G4620」なら、
それ以上の性能を誇ります。

 

「Pentium G4620」で、メモリ速度2400のベンチマークはこちら↓

 

簡単にまとめると、CPU性能ではほぼ互角ですが、
動画エンコードを行なう場合などは、
AVX 2.0に対応する「Core i3 6100」が有利だと思います。

 

また、GPU性能に関してはメモリ速度の違いもありますが、
明らかに「Pentium G4620」に軍配が上がると思います。

 

私としては、最新のKabylakeである「Pentium G4620」の方を推奨します。